
21歳の夏、3年続いた彼氏と相手側の親の猛烈な反対で別れることになり好きなのに別れなければならないという現実を受け入れられず、2ヶ月以上部屋に引きこもっていました。
出会い
この何日か部屋にこもって、インスタグラムをフォローしていると、気になるDMがあり返信してみました。
私の知り合いを何人かフォローしているそのDMと共通の友人の話題で盛り上がり、互いに知ってる公園で会うことになりました。
初対面

実際会ってみると、写真以上にかっこよくて凄く優しい紳士的な男性でした。
あっという間に1時間が経ちお互い予定があったのでその場はお開きにする事になりました。
別れ際に「もしよかったら1度俺とデートしてほしい」と言ってくれました。
私はまだ過去の失恋を引きずっていましたが、断る理由も特にないし彼に何気なく惹かれて居ましたので4日後に会う約束をしてお別れしました。
始めてのデート

午後2時に始めて会った公園で待ち合わせをして彼の車で映画館に向かいました。
映画館まで片道1時間の間、お互いの趣味や仕事などについて話しているとあっという間に映画館に到着しました。
二人ともディズニーが好きでその時上映されていたディズニー映画を見る事になりました。とても面白くて感動する映画で二人とも、本当にハッピーになり帰り道にレストランで夕御飯を一緒に食べまことにしました。
ご飯を食べている時も、話題は尽きずあっという間に時間が過ぎて彼といる時は、元彼の事を忘れさせてくれるくらい楽しい時間でした。
帰りの車の中で、お互いの過去の恋愛の話、そして私がまだ元彼を引きずっている話もしました。
彼は「俺だったら泣かせたりしないよ。まだ出会ったばかりだし信用出来ないかもしれないけど、俺が幸せにしたいって思ったんだ」と言ってくれました。
そんな突然の告白に、驚きその場ですぐに答えを出す事が出来ずいる私に、「返事は直ぐじゃなくても良いよ!」って言ってくれたので、1週間後に会う事を約束し解散する事になりました。
私が出した答え
答えを出すまで1週間。長いようでとても短く感じました。
共通の友達に相談をしたり親友にも話を聞いてもらいました。共通の友達や親友は「新しい恋をする事も良い事だよ」と背中を押してくれました。
あっという間に当日になり、いつもの公園で待ち合わせをしました。そして、私がまだ元カレを引きずっている事、でも彼の事も気になっている事など沢山お話をしまいした。
彼は「3年付き合って好きという気持ちが残っているのに別れる事になったのは凄く辛い事だと思う。だけど、俺が忘れさせるから俺と付き合って欲しい」と言ってくれました。
私は凄く悩みましたが、次の恋に進みたいと思う気持ちが強くなり私で良ければと交際スタートしました。
青春の日々

交際がスタートしてからは、毎日会っていました。お互い仕事が終わってから彼が家まで迎えに来てくれてドライブをしたり彼の実家にお邪魔したりと、とても楽しい毎日を過ごしていました。
彼のご両親もとても良い方ですぐに私を受け入れてくれて外食に連れて行ってくれたり、泊まりにおいで!と言ってくれました。
交際から1ヶ月でもう彼の実家に泊まるなんて、なんか図々しいよに思われてもと気になりながらも泊まってしまったのです。
それからは、仕事が終わったら彼の実家に帰宅し、朝は彼の実家から出勤する事が多くなりまるでもう夫婦みたいです。こんなに彼と過ごす時間が増えて、元カレの事も忘れてしまうような幸せで楽しい日々でした。
交際3ヶ月で同棲
交際して2ヶ月が経った頃「アパートを借りて同棲しない?」と言ってくれました。
確かに今のままだと彼の両親にお世話になってばかりだしと同棲する事に賛成し、アパート探しや家具探しなどを始めました。
アパートはすぐに決まって、必要な家具などは私の両親と彼の両親が一通り揃えてくれました。同棲が始まってからは新婚生活みたいで凄く幸せな毎日でした。
お互い共働きという事もあり、料理全般は私で掃除全般が彼という分担をしお互いが苦にならないように助け合いながら生活をしていました。私は、料理があまり得意ではないのですが、毎日「美味しいね!ありがとう」と言って食べてくれるので得意ではなかった料料理も得意分野となりました。
突然のプロポーズ

交際して11ヶ月が経った頃私の誕生日にサプライズで素敵なコースディナーに連れて行ってくれたのです。そしてデザートと一緒にネックレスをプレゼントしてくれました。
帰る支度をしていると「今日はここに泊まろう!」とカードキーを渡してくれ、部屋の中で他愛もない話をしていると突然部屋のインターホンが鳴り開けてみるとケーキが登場してびっくりしていると、彼が私の前に来て「1年記念日に結婚してください」と言って指輪をプレゼントしてくれました。
驚きと嬉しさで心がいっぱいになりどう返事していいか分からず、「私で良ければ宜しくお願いします」と答えるのが精一杯でした。
結婚そして新しい命

交際してから1年目の記念日に婚姻届を出しに行き夫婦になりました。
それから1週間後、お腹に赤ちゃんがいる事が判明し、彼も凄く喜んでくれて毎日体調に気を遣ってくれました。
ですが、お腹の子が5ヶ月に入った頃に呼吸をするのを止めてしまい残念ながら死産となってしまいました。原因は不明で、母体に原因はないと言うことでしたが、とても悲しく毎日泣いてしまう日々が続いていました。
彼が毎日支えてくれてこのままじゃ駄目だと思い少しずつ前を向いて過ごせるようになりました。今は、いつ赤ちゃんが戻ってきてくれても良いように体調を万全に整えながら楽しい毎日を過ごしています。
mai著