突然ですが、初めて付き合った人のことを覚えていますか?
私が初めて男性と付き合ったのは、高校1年生のときでした。
些細なことで喜んだり、落ち込んだりと感情が忙しかったことを覚えています。
今となっては恥ずかしい話ですが、当時は本気で結婚をすると思っていました。
しかし、現実は違いました。
高校卒業と同時にお別れをしました。
彼のことを思い出すだけで、今でも少し切ない気持ちになります。
今回は、私が高校生のときに
・彼氏ができたきっかけ
・別れの原因
についてお話したいと思います。
彼は、どんな人?
出会った当初、彼は、私と同じ高校1年生でした。
通っている高校は、別々です。
中学校も別々です。
9歳~14歳まで、父親の仕事の都合で、アメリカで暮らしていたそうです。
英語ペラペラの帰国子女です。
バレンタインデーに何個かチョコをもらっていたので、モテる方だったと思います。
次は、パーフェクトに近い彼と、どのように出会い、付き合うことになったのかをお話します。
彼と出会ったきっかけは?
別々の高校に通う私たちが、どのように出会ったのでしょうか?
それは、「電車の中」です。
私と彼は、高校まで電車で通学をしていました。
偶然ですが、朝の通学時に同じ車両に乗っていました。
最初のころは、「毎朝、自分と同じ車両に乗っている人」という存在でした。
しかし、ある出来事をきっかけに「毎朝、自分と同じ車両に乗っている人」から「友達」に昇格しました。
その出来事とは、私の怪我です。
高校に入学して3ヵ月ぐらいたった頃、派手に転んでしまい、腕を骨折しました。
三角巾で腕を吊るし電車に乗っていたところ、彼に初めて話しかけられました。
彼:「腕、どうしたの?」
私:「転んじゃって、骨が折れちゃったんだよね。」
こんな感じの会話だったと思います。
実は、話かけられたとき、とても嬉しくて骨折をしてよかったと思っていました。
今、よくよく考えると、彼はものすごく勇気を出して声をかけてくれたんだなと思います。
一歩間違えれば、怪しい人になってしまいますし、気持ち悪いと感じる人もいるかもしれません。
私の骨折事件がきっかけとなり、毎朝、話をするようになりました。
彼と付き合ったきっかけは?
彼とは、毎朝、電車の中で他愛もない話をしながら通学をしていました。
彼との会話は、とても楽しかったです。
しかし、電車の中で話す時間は、5分ぐらいしかありませんでした。
この頃から、「もっと彼と話をしたいな」「もっと彼のことを知りたいな」と思うようになりました。
ありがたいことに彼も同じ気持ちだったらしく、連絡先を交換して、夜はメールをしたり、電話をしたりしていました。
この時点で、私はウキウキです。
付き合いたいと思いつつ、自分から告白するつもりは一切ありませんでした。
その代わり、好き好きオーラを出しつつ、告白しやすい雰囲気づくりに徹してました。
何様だよって感じですよね。
そして、私の地道な努力が実り、彼から「付き合って。」と告白をされました。
私の返事は、もちろん「よろしくお願いいたします。」です。
こうして、めでたく彼氏と彼女の関係にステップアップしました。
彼とのその後は?
彼とは、順調に交際をしていました。
一緒に登下校したり、休日にデートをしたり、どこにでもいる高校生カップルでした。
しかし、高校3年生になると、雲行きが怪しくなってきました。
2人とも大学受験を控え、勉強が忙しくなってしまったのです。
受験勉強で一緒に過ごす時間が少なくなりましたが、お互いに励まし合いながら頑張っていました。
最初のうちは、受験生カップルとして、両行な関係を築けている思っていました。
しかし、高校3年生の夏ぐらいから、どうしても埋められない溝ができてきました。
それは、学力の差です。
彼は、帰国子女だったので英語が得意でした。
一方の私は、英語が苦手でした。
私は、彼よりも英語ができないことが悔しくて、彼を目の敵にしてしまっていました。
「〇〇くんは英語ができるから、私の気持ちはわからないよ。」
「帰国子女はいいよね。」
とか、嫌みを言ってしまうことが増えていました。
彼は全く悪くないのに、ひどいことを言ってしまいました。
これは、今でも反省しています。
そして、受験シーズンに突入したころには、恋人というよりは、ライバルのような関係になっていました。
「好き」という恋愛感情はなく、ただただ「負けたくない」と思っていました。
このライバルのような関係が功を奏したのか、お互いに目標としていた大学に合格をすることができました。
しかし、受験前の関係に戻ることは、ありませんでした。
お互いに、気持ちが離れてしまったんだと思います。
そして、合格と同時にお別れをすることになりました。
まとめ
受験と恋愛の両立は難しかったです。
しかし、彼と切磋琢磨することで、自分自身のモチベーションと偏差値が、どんどん上がりました。
彼には、友達には見せない模試の結果や悩みなどを正直に相談できるので、ありがたい存在でした。
しかし、負けず嫌いな私は、彼より点数が低いことが悔しくて、嫌みを言ったりしてしまいました。
今、考えると、もう少し相手の気持ちを考えるべきだったなと思います。
彼に会うことがあったら、「ありがとう。そして、ごめんね。」と伝えたいです。
fleur210著